HSP

人目が気になる、視線が気になるHSPの戦いの記録

私は昔からずっと他人の目線や視線が異常なほど気になる人間で、そのことで非常に苦労してきました。

それを何とか乗り越えようと思い、色々と悪戦苦闘してきましたが、今でも苦心し続けています。

今回の記事はその苦しみや戦いの記録となります。

人目が異常に気になってしまうことに対して今まで色々な対策を講じてきました。

ですが正直、今でも「これだ!」という絶対的な改善策はまだ見出せていません。

よくある「HSPが人目が気にならなくなる方法〇選」といった記事のように、具体的な解決策を皆さんに伝えるものではありません。

それでも私がこれまで試行錯誤してきた記録が、きっと皆さんの人生のヒントになってくれると信じています。

HSPは他人の視線が気になる

私が異常なほど他人の目線が気になるのは、間違いなくHSPの性質によるものでしょう。

HSPは様々な刺激に対して非常に敏感ですが、その刺激の中には「他人の視線」「他人の話し声」も含まれます。

他人から発せられる視線や声を目ざとくキャッチし、その視線や声が持つ意味を深く考えます。

結果として、

  • 自分の外見に何か変なところがあるのか
  • 自分は間違った、おかしな行動をしているのではないか
  • 他人に笑われているのではないか
  • 自分がここにいるのは場違いなのではないか

など、ついネガティブな思考に陥って頭の中が支配されてしまいます。

これがHSPの人が人目や他人の視線が気になってしまうメカニズムだと考えています。

気にし過ぎだとは分かっていても、この行動パターンで心身が疲弊し切ってしまうことに、私がどれだけ苦しめられてきたことか…!

どんな場面で人目が気になり、どんな弊害があるか

私が人目や他人の視線が気になる場面とそれがもたらす弊害は、下記のように数多くあります。

当記事を読んでいる皆さんにも共感してもらえる部分があるかもしれません。

〇店員さんや他のお客さんの視線が気になり、飲食店に一人で入るのが非常に苦痛

→かといって友達もいないので複数人で飲食店に入る機会もほとんどなく、外食が困難

〇服を買いたくても店員さんがこちらを見て待ち構えているので店に入れない

→お客さんが多くて自分がその他大勢に紛れることができ、かつ店員さんが話しかけてこない、ユ〇クロのような店でしか服が買えない

〇ジムのスタッフやトレーナー、他の利用者の視線が気になって運動に集中できない

→精神的に疲れるだけなので、入会したジムをすぐに辞めてしまった

〇電車やバスの中で複数人で笑っている人がいると、自分が笑われているのではないかと感じる

→変に気を張り詰め続けて疲れてしまう

いつもこんな調子なので、人がいる場所を出歩いているだけでメンタルを消耗します。

一人が好きなのに、一人で行動できないジレンマ

多くの内向型HSPの人もそうだと思いますが、私は人と一緒にいるよりは一人でいる時間の方が好きです。

となると必然的に単独行動をしなければならないのですが、私の場合はこれまで述べたように人目が異常に気になってしまい、単独行動をするのが非常に大変です。

一人旅をしたこともありますが、人目が気になりすぎてメンタルが崩壊しそうになったので、もう二度としないと思います。

一人が好きなのに、一人で行動すると精神をすり減らす。

そんな矛盾した自分の性質にイライラすると共に、情けなさを強く感じます。

一方、HSPの人でも人目を気にすることなく一人で積極的に外出・行動している人も多いようです。

(外向型やHSS型のHSPの人に多い印象です)

そういった人達と自分を比べては、劣等感を、悔しさを、そして自分自身への怒りを感じてきました。

私がこれまで講じてきた対策

「他人の目線や視線が異常なほど気になる性質」を何とかしたい、どうにかしたい。

そんな一心で、様々な対策を必死で講じてきました。

その内容と結果は下記の通りです。

〇「他人はそんなに逐一自分のことを見ていないし、気にも留めていない」と何度も自分に言い聞かせる

→どれだけ言い聞かせても本能的に視線が気になるものは気になってしまう

〇自分が今やっている行動に徹底的に集中し、それ以外を一切考えないように意識することで、他人の視線を気にしないようにする

→無限に集中し続けるのは不可能であり、集中が切れた瞬間に結局視線が気になってしまう

〇街中で変に目立たないよう、浮かないよう、地味で無難かつ汚らしくない服装を徹底する

→実際に視線を集めることは減ったかもしれないが、「視線が気になる」という感覚それ自体には何も良い影響を及ぼさず、改善されない

〇サングラスをかけて視覚をある程度遮断し、「他人が自分を見ているかどうか」をできる限り分からないようにする

→サングラスをかけることで「あの人、全然似合わないのにサングラスをかけている。変な人だな」と思われて逆に周囲の視線を集めるのではないかと不安になり、とても実行できない

〇電車やバスの中でイヤホンで音楽を聴いて、他人の声が聞こえないようにする

→聴覚から入ってくる情報がある程度減り、「自分が笑われているのではないか」と感じることは少なくなった

最後のイヤホンは一定の成果がありましたが、それ以外の対策はあまり効果がありませんでした。

結局どんなに言い聞かせても、小細工をしても、気になるものは気になる!

超鋭敏に他人の視線をキャッチしてしまう自分の感受性をコントロールすることは、あまりにも困難です。

何とかして他人の視線を気にせずに気楽に生活することができないか、未だに試行錯誤・四苦八苦しながら自分との戦いを続けています。

当記事を読んでいる皆さんからも、良い対策を教えていただきたいです。

まとめ

今回の記事では、「他人の目線や視線が異常なほど気になる」という性質を改善しようと私が試行錯誤してきた、闘いの記録をまとめました。

長年様々な策を講じて戦い続けてきましたが、一向に改善の見込みはありません。

それでも、少しでもこの性質を改善して生きやすくなるように、これからも新たな対策を試しながら足掻き続けていく所存です。

私と同じように他人の目線や視線が気になりすぎて苦しんでいる方々に、当記事が少しでも役に立ってくれれば幸いです。

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