「なぜか自分の意見はいつも少数派になってしまう…、自分はおかしいのか?」
と悩んでいる人は意外といるのではないかと思います。私自身もその一人です。
今回の記事では、私が考える「自分がいつも少数派になってしまう理由」と、そのことをどう受け止め、活かしていくべきかについて述べていきます。
皆さんの生き方の参考にしてもらえれば幸いです。
昔から私の意見はいつも少数派だった
私は子供の頃から、自分で考えた意見はなぜかいつも少数派になっていました。
例えば、
・環境問題の大きな原因の一つは「人間が増えすぎたこと」なのだから、これ以上世界の人口を増やさないための対策に注力すべきだ
・食べることが目的でない娯楽のための釣りは、単に魚をいじめているだけの行為だからやめるべきだ
・キリスト教徒でもない大部分の日本人がクリスマスを祝うのはおかしい
・今のプロ野球はクライマックスシリーズがあるため、リーグ優勝したチームがわずか数試合の結果で日本シリーズに行けない可能性があるのはあまりにひどい
などです。
誰しも自分の意見が少数派になることはあると思いますが、毎回毎回いつも少数派になってしまうのは辛いです。
よくよく考えて「この方がいい」「こうあるべきだ」と自分の頭で導き出した意見に全然同意してもらえないというのは、まるで自分を否定されているようで心が折れそうになります。
「自分の頭は何かおかしいのか?」とさえ感じることも多かったです。
以下、私が考える3つの「自分がいつも少数派になってしまう理由」について順に解説していきます。
自分がいつも少数派になってしまう理由
自分の芯を持っている
自分の考えを持っておらず、いつも人の意見に従ったり流されているような人は、少数派になりようがありません。
人の意見に付き従うということは、基本的に多数派に取り込まれることを意味するからです。
一方、自分の芯をしっかり持っている人は少数派になりやすいと私は感じています。
世の中の多くの人は「みんながそうしているから」という理由であまり深く考えずに惰性に流されています。
そんな中でも世間の常識や当たり前にとらわれずに、自分の芯となる考えをしっかりと持ち続ける。
そんな自立した人はそう多くはないので、どうしても少数派になりやすいのだと思います。
洞察力が高い
また、洞察力が高い人も少数派になりやすいと私は感じています。
洞察力とは「物事の本質を見抜く力」のことです。
より具体的に言うと、洞察力が高い人とは
相手の何気ない表情やしぐさ、態度、話し方などから鋭敏に情報をキャッチし、それらを頭の中で統合することで、表面的な部分だけではなく、表からは見えていない部分まで見抜くことのできる人
と言えます。
このように洞察力の高い人は、本質まで踏み込んだ深い物事の考え方をしています。
そのため、多くの人が持っている表面的にすぎない意見とは一線を画しており、結果として少数派になりやすいのだと考えられます。
HSPである
前記2つとも関連しますが、HSPの意見も少数派になりやすい印象です。
HSPは
- 物事を深く考える
- 刺激に敏感である
- 些細なことに気付く
といった特徴があります。
その影響で、HSPの意見は他の人の意見に比べて独特だったり、細かかったり、深い内容だったりします。
そもそもHSPの割合は5人に1人だと言われています。
これらのことから、HSPであることも少数派になりやすい理由の一つであると思われます。
いつも少数派であることに引け目を感じる必要は無い
「なぜか自分の意見はいつも少数派になってしまう」と感じていたとしても、そのことに引け目を感じる必要は無いと私は思っています。
「いつも少数派になる自分はおかしいのか」という問いに対しては、「おかしい訳ではないが変わり者であるのは間違いない」と言えるでしょう。
ですが、変わり者であることは悪いことでも何でもなく、むしろ大きな価値があるのではないでしょうか?
世の中には多数派がいればその裏には必ず少数派がいます。
光があれば影が存在するように、少数派が存在するからこそ多数派が存在できるのです。
様々な分野における「少数派」を一手に引き受けている、私やこの記事を読んでいるあなたはとても貴重な人材だと言えます。
変わり者として、多数派の人には思いつかない意見を提示し、多数派の人が気付かない世界の真理を指摘できる。
そのことはもっと大いに誇っていいはずです!
少数派に関する様々な名言が力をくれる
少数派であることに関しては、歴史上の偉人が残した様々な名言があります。
真実は、いつも少数派。
湯川秀樹
新しい真理の発見の時は常に少数派である。それが正しければ多数派になる。
たとえあなたが少数派であろうとも真実は真実なのです。
マハトマ・ガンジー
真実はいつも少数派にある、少数派はいつも多数派に優るのである。
キルケゴール
なぜなら、少数派は真に自分の意見を持っているからだ。
多数派は意見を持たない一団によって形成されており、その強さはまやかしである。
ちなみに私は、多数派の真理にまで言及しているキルケゴールの名言が特に好きです。
これらの名言は、いつも少数派であることに対してあなたが抱く不安を減らし、自分を貫く勇気を与えてくれるでしょう。
いつも少数派であることの活かし方
では、いつも少数派であることをどう活かしていけば良いのか?
自分の思うこと、考えることがことごとく少数派になってしまう人は、その「変わった意見」をどんどん世の中に出していくことが、天から与えられた使命だと思っています。
特に仕事の場面で、少数派なりの独自の意見を多数派に提示し、突き付けることで、
- 既存の固定観念を崩す
- 斬新なアイデアを生み出す
- 他の人達の視野を広げる
- 停滞した空気に風穴を開ける
といったことができるのではないでしょうか。
実際に実行するのはなかなか勇気がいることだとは思います。
ですが、思い切って少数派なりの意見を表に出していけば、いつも少数派の私たちには
「常識や当たり前を変える」
ことすらもできるはずです。
まとめ
以上、今回の記事では私が考える「自分がいつも少数派になってしまう理由」と、そのことをどう受け止め、活かしていくべきかについて解説しました。
いつも少数派になるのは正直精神的になかなか辛いものがあります。
ですがその感情に負けずに、自信を持って少数派なりの考えを貫いていけば、世の中に自分独自の影響を与えることができるはずです!
今回の記事が皆さんに少しでも勇気を与えられたなら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。